ビタミンB6とは、互いに近しい関係にあって一緒に機能する一群の物質(ピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサミン)の総称です。ビタミンB6は抗体、赤血球の産出に不可欠です。
他のビタミン同様、自然食品あるいはサプリメントで補われる必要があります。適切な吸収がおこわなわれるためにはビタミンB12が必要で、摂って8時間以内に排出されます。
摂取基準は成人は1.6~2.0mg、妊娠中は2.2mg、授乳期は2.1mg必要です。
ビタミンB6の効果
- タンパク質と脂肪の適切な吸収
- 必須アミノ酸のトリプルファンがビタミンB3に転換するのを助ける
- 神経と皮膚のさまざまな障害の予防
- 嘔吐を緩和する(つわりに対する医師の多くの処方にビタミンB6が含まれている)
- 抗老化の核酸の正常な合成を促進する
- 抗うつ薬による口の渇きや排尿障害の緩和
- 夜間の筋肉の痙縮、足のひきつり、手のしびれ、あるタイミングの手足の神経炎を減らす
- 自然の利尿剤として働く
ビタミンB6をたくさん含んでいる食品
- ビール酵母
- 小麦のふすま
- 小麦胚芽
- レバー
- 腎臓
- 大豆
- カンタループメロン
- キャベツ
- 廃糖蜜
- 精製していない米
- 卵
- オーツ麦(オート)
- ピーナッツ
- くるみ
サプリメントは50~500mgまで、いろんな量のサプリメントが揃っています。ビタミンB6だけのものもありますし、ビタミンBコンプレックスになっているものもありますし、ビタミンB群以外のビタミンも一緒に入ったマルチ・ビタミンになっているものもあります。
他のBビタミンの欠乏を招かないように、ビタミンB1やB2と等量摂る必要があります。
ただし、ビタミンB6を過剰摂取すると「安眠できない」といった症状も出るので注意が必要。1日500mg以上の摂取は推奨されていません。